モンテルーポの陶芸学校
(2011年10月 更新)

フィレンツェから電車で40分ほどピサ方面に行くとモンテルーポに着きます。小さな町ですが、陶芸の世界では有名なところ。なぜならフィレンツェで売られているマジョリカ焼きの多くはここで作られているのです。
陶芸美術館もありまさに陶芸一色の町!そんな伝統工芸を守るためにできたようなこの学校。
平日朝から夕方までの職人養成コースや、フルタイムで通えない人用に夕方週3回のコース,そして、夏の短期集中コースもあります。
絵付けコース

生徒は初心者から経験豊富な人までさまざまです。
コースは完全にイタリア語で行われますが、基本的には目と手で学ぶ世界ですのであまりよく分からなくてもなんとかなります。とは言えども、大半がイタリア人の生徒で、先生は英語が通じずイタリア語のみ。しかも語学学校の先生とは違って、外国人向けにゆっくり話してくれたりはしませんので、できれば語学学校にも通って多少言葉が分かるようになってから通われたほうが、楽しさは倍になるでしょう。何回か講義のクラスもあり(ロクロのこと、土、釉薬のことなど)。これはかなりイタリア語が分からないと(もしくは陶芸の知識が既にある方は分かるかもしれません)厳しいでしょう。
  手取り足取り教えてくれるといった感じではなく、マエストロ〔師匠)がまず見本でみせてくれるので、それをまね、分からなかったら質問するといったシステム。ですから生徒はある程度の積極性が必要です。
参加者は美大卒でなくては駄目、といったような制限は一切なくパッションとセンスのみでOK.
一年コースの後半3ケ月は実際工房に研修生として働くことができるので、実力次第でそのまま仕事を見つけられるかも。

学校の場所がかなり不便なところにありますため、学校が自転車を貸してくれますが、夜間コースは自動車が無い方にはお薦めしません。夏の1週間コースはいいでしょう。

(取材&写真 山川真理)(2011年10月内容更新

設立:1982年
(10月 2011年 更新
学費、ビザの取得に関してはお問い合わせください。
以下のコースは希望者がある一定の人数に達しない場合は開講されない場合があります。
コースの種類 授業時間帯
1週間コース(30時間)
★ 絵付け
★ ロクロ
★ベーシック(釉薬の種類、いろんな釉薬のつけ方など。学校の先生や、陶芸好きの人向け)

どのコースもモンテルーポの陶芸美術館見学含みます。

7月8月のみ開講。
開講の有無は直前にならなくては分からない。
9-12/13:30-16:30
3ケ月コース(80時間)
(絵付け/ロクロ)(週3)
春と秋の開講
18-20(冬はこの時間帯は既に暗くなっております為お車の無い方にはお薦めしません)
1年コース(実際8ヶ月)1400時間(内インターン600時間)
(絵付け/ロクロ)
夏休み:7月中旬から9月まで)
開講は申し込み人数が集まったら。だいたい9月から。
年によって料金や、開講時期が変わってきます。直前にならなくては分かりません。
ご希望の方は語学学校の申し込みも一緒にお願いいたします。
(月〜金)
8:30-12:30/13:30-17:30
資格:特にありません。やる気があればOK.
生徒数:各クラス10名程度。
年齢層:20代、30代が多いですが、40歳以上の人もいたりします。幅広いです。
1年コースは比較的若いですが
3ケ月コースは主婦で趣味で習いに来ている人もいます。
教室:広い部屋でゆったりしている。
特徴:職人養成学校ですので、かなり本格的なものを、イタリア人と一緒に勉強することができる。
語学力:イタリア語がまったくできないと多少コミュニケーションに困るかもしれません。
対象:初心者からプロまで。
学校へのアクセス:
*学校は駅から歩いて30分くらいの不便な場所にあります。バスは本数が少なく、バス停留所は学校から700メートル先にしかありません。短期コースは学校から自転車を借りることが可能です。
夏の陶芸祭り。壁一面に絵皿の絵が映し出されている。
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